「変 化」
~時代と共に変化を 変わろう
まちの未来のために!~
第48代理事長 内山 峻吾
栗東青年会議所の歴史は
これまで築き上げて来られた先輩諸兄姉の 並々ならぬ努力の賜物である
次の時代に繋いでいく為
それぞれの時代の感性を常に加え変化させて来た
変えるべきもの変えてはいけないもの
今、私たちの感性を信じ新たな挑戦へ
「まちづくりなんて余裕のある人が、余裕のある時にするもの。家庭、仕事と自分のことで精一杯なのにまちづくりなんてしている余裕なんてない。」
栗東青年会議所に入会するまでの私はこう思っていました。しかし、会社や家族が何も心配することなく安心して過ごせているのはこのまちのおかげであること、まちづくりは他人ごとではなくその地域に住まう人がするものだと教わりました。
また、お互いを刺激し合い、成長させてくれるかけがえのない「仲間」という存在が出来ました。入会当初は先輩や仲間と会えるという楽しさからただ参加しているだけだった私でしたが、一生懸命作り上げた事業を終えたメンバーが仲間からの労いの言葉に歓喜が溢れて涙するその姿から、「自分も挑戦してみたい。」と心を動かされました。
初めて委員長をさせて頂いた時には、仕事や時間の余裕もパソコンも使えなければ文章を作成することすら出来なかった私でしたが、そんな時にはいつも寄り添い応援してくれる先輩や仲間がいました。青年会議所は仲間の為にあたり前のように行動起こすことが出来る人ばかりがいることに感銘を受けました。そのおかげで私は新しいことにも恐れず挑戦し、出来ないことも次第に出来るように成長させて頂きました。そんな先輩や仲間と互いの思いを本気でぶつけ合った時間は私にとってかけがえのない宝となっています。
それから年数を重ね、さまざまな役職をさせて頂きましたが、時に私は先輩や仲間の期待に応えることが出来ずに悔しい経験をしたこともありました。青年会議所は発展と成長の機会を提供してくれますが、与えられるわけではありません。覚悟を決め、本気で向き合い、自ら掴む行動を起こしたものにしか成長は約束されません。青年会議所で活動出来る期間は限られています。自らが入会を決め、ひとたび青年会議所に入会をしたのであれば、本気で向き合って活動に取り組んで頂きたい。私もそうであったように本気で向き合うことが出来たその先には必ず大きな成長が待っています。時には大きな壁にぶつかり悔しい思いをすることもありますが、青年会議所には本気で向き合うあなたを周りで支えてくれる「仲間」がいます。その先にある自らの成長を望むからこそ周りで支えてくれる方への期待に応えることが出来、青年会議所に関わる価値があります。信じて応援してくれる仲間や家族の為にも変化を恐れず新しいことに挑戦をし、これからのまちをさらにより良く変化させる為、全メンバーで行動を起こして行きましょう。
「私たちの行動がこれからのまちの新たな次代を創るのです。」
私達と達と活動を共にする新たな仲間を増やすことは、青年会議所にとって重要な課題です。入会目的が当初から地域の為を想い入会される方は少なく、まずは人との出会いや様々な経験を求めて入会をされるのだと思います。そのような多様な価値観を持つ人達が集うことは、青年会議所の大きな魅力であり、自らには無い知識や考えを取り入れながら自己成長する場であることに自信を持って発信していくべきです。
会員拡大の重要性を認識し、青年会議所の魅力とメリットを知識共有する時間を作り、全メンバーが団結して拡大へ取り組まなくてはなりません。また、新たな仲間と真の友情を育んでいけるように、フォローアップも全員で大切に取り組んでいきましょう。
青年会議所はその名の通り、青年が会議を行なうところです。活動のすべては会員からの会費を運営費として使用しています。すべての活動に対して会議に掛け、承認を頂かなければ実行することが出来ないのです。だからこそ、会議という場が大変重要な場所となります。ただ、時間を掛けて議論すれば良い取り組みが出来るわけではありません。委員会や理事会においては、決められた時間での配信や会議運営をすることが、有意義な議論が生まれ、より効果的な運動展開に繋がります。
また、互いを高め合える仲間に出会えるのが青年会議所の魅力です。だからこそ妥協することなく本気で向き合って臨んで頂きたい。様々な会議を通して多くの議論や熱い心をぶつけ合う中で、時には上手く行かずに、どこにもぶつけようの無い悔しさに駆られる時もあります。しかし、お互いが本気だからこそ乗り越えた先には、互いを称え合い、認め合うことで真の信頼関係を構築することが出来るのです。その経験が青年会議所の魅力であり、私もそうであったように必ず自身の成長に繋がります。一人ひとりの仲間への意識が変化し、共に成長をすることがやがて魅力のある組織づくりに繋がっていくのです。
近年の情報化社会の発展により、多種多様な情報が溢れる中、私たちの運動自体も価値のある情報として人々に分かりやすく発信することが大切です。伝えるのと伝わるのでは意味が異なります。私たちが一方的に伝えたいことだけにとらわれず、相手が受け取りたくなるような伝え方をするのです。多くの市民の方に私たちの活動に賛同して頂くにはまず、私たちの活動に興味を持って頂かなくてはなりません。これまでも、ホームページや情報誌、facebookやInstagramなどのSNSを活用した発信を行なってまいりましたが、写真や文章を使った発信だけに拘らず、何を伝えたいのか、誰に伝えたいのかなどをしっかりと分析し、まちづくりに対する意識を少しでも変えられる魅力が伝わりやすい発信をして行きましょう。
また、対外に発信するのはもちろんですが、対内に対する情報発信を忘れてはいけません。入会年数が若いメンバーが多くを占めるからこそ、まずは私たち自身が栗東青年会議所の活動への魅力を感じることが必要です。全メンバー一人ひとりが魅力の発信者となる為にも、メンバーに対する魅力溢れる情報を発信し、メンバーの意識を変えることから繋がる、人から人へ伝播していく広報発信に取り組んで行きましょう。
2023年度は2020年度に策定されたPile up Ring Visionの3年目となります。
これまで47年に渡り、先輩諸兄姉が多くの協力者や関係諸団体の方々からのご理解、ご協力のもと「生涯暮らしたいまち(栗東)」を目指し、運動を展開されて参りました。私たちが行なうべきまちづくりは、まずは課題をしっかりと調査探求し、今まちや住み暮らす人々が抱える問題を捉え、解決出来る事業でなくてはなりません。また、一人でも多くの人にまちをより良くしたいという意識へと変化させることが私たち青年会議所の使命なのです。近年、新型コロナウイルスの影響から人びとが集い、関わり合う場所が著しく失われてしまいました。こんな時だからこそ、人と人とが手を取り合い、まちの魅力や強みを活かして市民が主体となるまちづくりがこれからのまちの未来を創り上げていく大切な一歩となります。
そして、これまでご協力を頂いてきた方々だけではなく、このまちで活躍している新たな方々との連携も重要になってきます。地域で活動されている個人や団体、企業、そして行政など、このまちには私たちと同じく、まちをより良くしたいという想いを持つ方々が多く存在しています。青年会議所の特色である単年度毎の運動ではありますが、これまでの歴史でご協力頂いた方々との繋がりを活かした取り組み、また、新たな方々とのご協力を掛け合わせることで、より効果的な事業を実施することが出来、まちをより良くしたいと想う人の輪を広げていくことが出来ます。
また、青少年の育成は、明るい豊かなまちを目指す私たちにとって必要課題です。なぜならば、これからのまちの未来を創っていくのは紛れもなくこのまちに住まう青少年だからです。その為に私たちが出来ることは彼らがより活躍できる土台を作ること、そして、彼ら自身をより活躍出来るような人材へ育てることです。現在、新型コロナウイルスの影響により、青少年を取り巻く環境は大きく変化しております。オンラインゲームやデジタル化が進むことで、想像力の低下やコミュニケーションの希薄化が問題となっており、青少年の心と体に影響を及ぼしております。今こそ私たちがやるべきことは、青少年に人を思いやることの大切さ、周りの方への感謝の気持ちを持つことの大切さ、これからの時代を人と人とが手を取り合いながら「生きる力」を育成する機会を提供することなのです。
ドッジボール大会はこれまで先輩諸兄姉が17年間という長きに渡り開催されて参りましたが、昨今の新型コロナウイルスの影響から中止を余儀なくされました。地域から愛されてきた事業だけに、時代にあった求められる内容や開催方法を見直すべき転機が訪れたのです。これまでも様々な協力者や関係諸団体の方々のご協力のもと、開催して参りましたが、その繋がりを今一度大切にし、私たち自身もこれまでの歴史を今一度振り返り、この先の未来をしっかりと見据えた新たな変化をし続けながら、この事業の価値をより一層高めていけるよう全メンバーの知識と経験を集結させましょう。
青年会議所の組織を作り上げているのは紛れもなく、メンバー一人ひとりです。そして、活動に対するやる気、モチベーションを高めているのは三信条の一つにも掲げられている友情であります。青年会議所における友情というのは単に仲の良い友達というわけではありません。同じ目標に向かい、互いに切磋琢磨し、本気であるが故に時にはぶつかることもあるでしょう。しかし、共に苦楽を乗り越えた同志は何ものにも代えがたい真の友情となるのです。メンバー自らが青年会議所活動を楽しむという意識へと変化させ、互いに活動することの意義を自ら見出すことこそが、今後の栗東青年会議所のより良い運動を生み出す原動力になるのです。
また、滋賀県内には多くの青年会議所があります。会員減少が問題視される現代において、横の繋がりを強固にしていくことで、一つのLOMだけでは出来ないことも実現が可能となります。他の青年会議所のメンバーと繋がり、多種多様な考えに触れる機会を活かして自らの青年会議所活動を振り返り、強み、弱みを理解し、成長することは今後の栗東青年会議所の運動に大いに活かすことが出来ます。
いつの時代も明るい社会の実現に向け先輩諸兄姉が挑戦されてきたからこそ、今の私たちのまちがあります。今の私たちは家族、会社、地域の支えがあって活動が出来ています。周りで支えてくれている方への感謝を忘れず、私たちだからこそ出来ることを見極め、変化を尊重し、自ら進んで新しいことに挑戦しましょう。新しい挑戦には苦難が待ち受けています。しかし、恐れずに勇気を出して行動して下さい。行動することで出来ないことも克服し、大きく変われるようになります。そして、私たちには同じ志を持った「仲間」がいることも忘れないで下さい。どんな苦難が待ち受けようとも仲間と共に力を合わせれば必ず乗り越えられます。その成果は青年会議所だけではなく社業や地域、家族とあらゆるところでより良い変化へ繋がることを信じています。
変化を恐れず自らの成長を信じて「仲間」と共に果敢に挑戦して行きましょう。
・全メンバーで取り組むまちの未来を考える仲間づくりの実践
・新たな仲間の育成や思いやりを込めたフォローアップ
・本気でぶつかり合い互いを高め合う規律のある会議の運営
・ひとの心に伝わり意識を変える効果的な情報発信の実施
・より良い意識の変化に繋がる例会の企画運営
・一人ひとりが積極的に参加する活気のある委員会運営
・まちづくり意識へと変化させる事業の実施
・「生きる力」を身に着けられる青少年育成事業の実施
・これまでの繋がりからより良く変化させるドッジボール大会の実施
・真の友情を育める場の企画及び運営
・組織の活性化に繋がる事業の実施
・出向者に対しての熱い気持ちのこもった支援と協力
・各種事業への積極的な参加の呼びかけと設営