基本方針

決心

あなたの心が未来を決める
〜決意を胸に全力で挑戦!個々が輝くまちづくり〜

 

 

 

第50代理事長

加藤 万里



2025年度理事長所信

   青年会議所を始めたきっかけは、と問いかけた時にあなたはどのように答えますか。知人からの紹介。ビジネスに繋げたいから。人脈を広げたいから。最初のきっかけは様々だと思います。では、あなたはなぜ入会をして活動を続けようと決心しましたか。

 青年会議所に出会ったきっかけは重要ではありません。大事なのはなぜ、あなたが自分の意志で入会を決め活動を続けているかです。青年会議所の活動は決して楽ではありません。資金も時間も使って仲間のために、まちのために行動することは容易くないからです。それでも私たちは入会をすると自ら決心し、今活動を行っています。

私が活動を続けようと決めてからの青年会議所活動は長くもあり短くもありました。初めての役職、何が何かも分からないまま初めての経験ばかりの中で、今までの人生で自分自身が苦手意識を持ち避けてきたことを多く経験しました。時には悔し涙を流し、時には今まで味わったことのない達成感に嬉し涙をすることもありました。その全てにおいて、メンバーの存在がありました。利害関係の無い中で、当たり前にメンバーのために寄り添い、考え、本気で叱ってくれる人がこんなにもいることに驚きました。そして、仕事も家庭も青年会議所活動も全てにおいて、想いを持って全力で取り組み、仲間の頑張りを互いに称え合う姿がただただかっこよく、憧れの存在になりました。そんな人に私もなりたいと心から想った時に私は本気で青年会議所活動に取り組もうと決心しました。

 

 私たちはそれぞれの人生の時間を使って活動を行っています。自分自身の人生は誰の物でもありません。栗東青年会議所には多くの仲間がおり、刺激を貰い挑戦出来る場が多くあります。そのチャンスを掴み取り、自分の人生を豊かに出来るかどうかも自分自身でしかありません。そして、一人ひとりが心を決めて、栗東青年会議所の活動に向き合い、活動に取り組むことが出来たときに運動へと繋がり栗東青年会議所の想いは途切れることなく、栗東(まち)の未来へと繋がっていくのです。


【心から魅力を伝えることのできる拡大活動】

あなたは、自信を持って拡大活動を行っていると言えますか。残念ながら全メンバーが自身を持って行っているとは言えないのではないでしょうか。では、なぜ拡大活動に対して積極的ではないメンバーがいるのでしょうか。それは、どこか心の中で人任せになっているからではないでしょうか。会員数の減少が課題になっている今だからこそ、全メンバーで今一度会員拡大を行う意味を理解し、仕組みづくりをしなくてはなりません。

私たちが活動を続けていく上で新しい仲間を迎えることは必要不可欠です。なぜなら、形は違えどこのまちを良くしたいという想いを一つにするということは、人とひとを繋ぐ必要があるからです。私たちはこれまでも、多くの関係諸団体や活動に賛同してくださっている企業、そして、まちの方々とともにまちづくりを行って来ました。その想いを繋ぎ一つにするのは私たち青年会議所の役目であり、想いを繋ぎ形にするためにも私たちは一人でも多くの仲間とともに活動を続けていく必要があります。

栗東青年会議所で自ら活動を行うと決心したからには、栗東青年会議所の歴史を私たちの手で途切れさせることは出来ません。その自覚と責任を持って、全メンバーが拡大活動を行うためにも、具体的な方法と活動内容を全メンバーで共有し、互いに刺激をし合うことで自らの力で拡大活動を行いましょう。そして、私たちは日々の活動の中で、多くの仲間とともに活動を行っており、その仲間の存在こそが栗東青年会議所の最大の武器であり、魅力であります。それぞれが感じている仲間の魅力を最大限活かした拡大活動を全員で行うことで、栗東青年会議所の歴史を繋いで行きましょう。


【相手を想い心から伝える広報発信】

私たちの周りには多くの情報発信ツールがあり、情報が溢れている中で、知りたいもの興味のあるものを簡単に見つけ収集することが出来ます。しかし、私たちが行う広報活動は情報の提供の場だけで終わってはいけません。なぜなら、栗東青年会議所の魅力と価値が伝わる広報活動を行うことでまちの皆様が私たちの活動に興味を持ち、応援したいと想える関係性を築くきっかけとなる場であるからです。

受け取る側が何を知りたいと思うのか、何に興味を持っているのか、発信側ではなく受け取る側の立場に立った広報活動を行いましょう。そのためには、多くの発信源の中から市民のニーズにあった媒体を選択しそれぞれの世代にあった方法で、SNSでの発信だけではなく、新聞折り込みやデジタル化などこれまでのやり方にとらわれず柔軟な発想で発信を行いましょう。そして、発信を受け取る側が情報収集の手法として使用するだけではなく、栗東青年会議所の魅力を感じていただくことの出来る広報活動を継続的に行いましょう。

また、対外に向けた広報だけが全てではありません。目には見えないメンバーの想いや行動を発信する仕組みを創り、互いを想い、感謝し高め合える人へと成長することで、一人ひとりが持つ魅力を周りの方へと発信出来る存在になりましょう。


【本気の想いで繋がる心の友情】

栗東青年会議所には一人ひとり環境や立場や考えが違った個性溢れるメンバーが存在します。そのような、一人ひとりのメンバーこそが栗東青年会議所が最も大事にする宝であり、栗東青年会議所になくてはならない存在です。

だからこそ、メンバーの個性や魅力を引き出す仕組みが必要であり、形だけの交流ではなく、心と心で話が出来、心から互いを称え合い、想いと想いが交わる時間をどれだけ生み出せるかで組織が発揮できる力は大きく変わります。

20歳から40歳までの人生において変化が多く活発な時期に、なぜ私たちは仲間のため、まちのために青年会議所活動を行うことが出来るのか。その答えは私たちが仲間とともに活動に全力で取り組んだ先に初めて見つける事が出来ます。全メンバーが全力で活動に取り組むからこそ、利害関係のない中で、互いを想い無条件で支え合う関係が自然と生まれ、本当の友情へと繋がります。

そして、個々の力が発揮出来、まちをより良くしたいという想いが一つになったときに栗東青年会議所が持つ魅力は最大限に活かされます。

自分自身を成長させるための学びや、まちづくり団体としてまちをより良くするための活動もとても大事ではありますが、この限られた時間の中で出会える人との繋がりこそが人生においての財産です。互いに称え合うことで、一人ひとりが栗東青年会議所になくてはならない存在であると感じ、また自分自身を認めてくれる仲間がいることの大切さを心から感じることの出来る交流の場を全員で創りましょう。

 


【挑戦をすることで心からまちを想う人を創出するまちづくり】

栗東青年会議所は、まちづくり団体としてこれまで多くの関係諸団体や市民の皆様のご協力とご支援をいただきながら、共に活動を続けてきました。そのようなご支援やまちの方々の想いに答えるためにも、まちの現状を把握し、具体的に目に見える形で示すことが大事です。

近年、栗東市の青少年に対する課題に自分自身の目で見て、聞いて、感じて、その感情を互いに言葉で交わし、コミュニケーションを取りながら力を合わせることが減少していると言われております。

まちづくりはひとづくり。この事を念頭において、人と人とが繋がることの大切さを感じ、一人ひとりが自分の存在を大切にし、自分と同じように他の人を大切に出来る人へと成長することが必要です。また、多くの人を巻き込み、多くの人のために行うまちづくりも一つの形ですが、一人ひとりの心に届き、本気でこのまちを想い、愛し、未来を考える人財を育てることもまちづくりの在り方です。規模ではなく、一人の人を成長させ、心を動かし、行動を変えることの出来るひとづくりこそが、このまちの未来を担うリーダーへの育成へと繋がっていきまちづくりへと繋がっていくのです。そして、これからまちの未来を担っていく子どもたちはもちろん、若い世代の方からシニア世代に至るまで全ての人々を巻き込み、何歳になっても挑戦と成長を続けることができる活気溢れるまちづくりを行いましょう。


 【魅力ある組織で在り続けるための意思のある運営】

 栗東青年会議所は多種多様な考えをもったメンバーの集まりです。それぞれ価値観や考え方は違います。そんなメンバーの集まりだからこそ、個性を生かし個々を尊重するためにも規律ある運営は必要不可欠です。

私たちの活動は一人ひとりの時間=人生の時間を使って青年会議所活動を行っています。自分自身だけではなく、仲間の時間を使って青年会議所活動は成り立っているという自覚を全メンバーが持つことで規律ある運営を行いましょう。青年会議所は楽しいだけの組織ではありません。様々な環境で様々な社業を行い、それぞれが個々の生活を行っているメンバーがいる中で、当たり前のことを当たり前に正しく行うからこそ、栗東青年会議所は規律を崩すことなく存在し続けることができました。多くのメンバーで活動を続けていくためにも軸をぶらさず、ルールを守り誇れる栗東青年会議所であり続けましょう。また、ルールや規則を機械的に継続するのではなく、一つ一つのルールや規則の意味を理解した上で意思を持って規律ある運営を全メンバーで行いましょう。 


【未来へと続くための創立50周年

1975年12月7日、全国で595番目の青年会議所として認証され、栗東青年会議所は本年度、創立50周年を迎えます。今日に至るまでの先輩諸兄姉の一日一日の努力の積み重ねと、多くの関係諸団体や市民の方々の支援によって私たちは活動を続けて来ることが出来ました。そして、私たちが活動を行って来た歴史の中には、家族や会社の方々、青年会議所のメンバー、共に歴史を創りあげてくださった多くの方々の存在があります。そのような、方々への感謝とこれからも栗東青年会議所の活動を未来へと繋げていくという決意を新たにしなくてはなりません。

そして、伝統を受け継ぐだけではなく、現状の課題に向き合い栗東青年会議所が果たすべき役目を明確にする必要があります。まちづくり団体として私たちが活動を行う上で基準となる新たな道標を私たちの手で創り上げ、今後の栗東青年会議所の運動に可能性を感じ支援していただける関係性を築きましょう。

60年、70年、100年と栗東青年会議所と歴史を継承出来るのは、今活動を行っている私たちだけです。一人ひとりが、心に決めた想いを形にし、栗東青年会議所の未来が栗東(まち)の未来へと繋がっていくという自覚と責任を持って行動で示す一年を全メンバーで創りあげましょう。

 

基本方針

 

あなたが心に決めたことを

ひとつ、ひとつ丁寧に全心で行うことで

仲間・まち・自分の未来へと繋がる

活動を全メンバーで行いましょう

 

運営方針

・一人ひとりが自覚と責任を持って行う拡大活動 

・受け取る側を想い魅力を伝えることの出来る広報活動

・心と心で交流が出来る場の創出

・ひとに伝え、ひとを育てるまちづくり事業の実施

・意思をもって継続できる規律ある組織運営

・心から仲間を想い、ともに高め合える会議の運営

・創立50周年記念式典、記念誌発行、記念祝賀会の実施

・まちづくり団体として基準となるビジョンの創造

・学びと成長を心から感じることが出来る例会の企画運営

・一人ひとりの個性を発揮することのできる委員会の運営

・仲間を心から想う行動と出向者への心を込めた支援と協力

・各種事業への積極的な参加の呼びかけと設営